小林さんと糸蘭懐石と、シャトナーさん
8日の月曜日、渋谷の道玄坂にあるライブハウス「DUO」
12時入りなのに頭を作っていたら遅刻してしまった、
渋谷の坂を荷物括りつけたカートをゴロゴロひっぱって駆け上がった。
小林未郁さん主催の『糸蘭懐石〜おかわり〜』で私は三味線調理担当なのだ。

去年の秋、一日一回きりの公演は音響トラブルなどに見舞われたにもかかわらず、
とても好評で終演後その場で再演が決まったのだった。
シンガーソングライターで独自の世界観、女性らしい華やかさと
ちょっとディープな毒とを併せ持つ魅惑の小林さんの曲を軸に、
剱伎衆かむゐの殺陣と、音楽と、ダンスと、お芝居と、、
いろんなジャンルの表現者が力を出し合って融合しひとつのステージを作り上げる
唯一無二の世界。。
あれから数カ月、個々の出演者のなかに熟成されたなにかが、再びひとつになりました。

楽器の準備などすませて場当たり、ゲネプロまでの空き時間があったので
ふらっと外に出て道玄坂の不思議なカレー店、ムルギーに20年ぶりくらいに入ってみた。
当時のゼンマイ仕掛けのような年寄りのおじいさんおばあさんはもういなくて、
中年の女性が切り盛りしていた。
カレーはやっぱり不思議な卵の輪切り入りムルギーカレーだった。

開場時間、入口には行列ができて、満員御礼、二階席まで人が入って立ち見も。
200人くらい入っているように見えた。

すばらしい舞台だった。
なにかが降りていたのを出演者それぞれが感じていたようだった。
そして客席からも良いムードが伝わってきた。大成功だった。
大勢で作り上げるステージって、普段の自分ではなかなか体験できないけど、
失敗の許されない緊張感と、それでしか味わえない特別な感動や楽しさ嬉しさがある。
貴重な体験をさせていただいた。
小林さんは一見アイドル歌手のようでとっても可愛らしくて可憐な女性アーチスト、
なのに毒っけたっぷりでストレートで情緒もあって、
人を見る鋭い目と集める魅力とまとめる力と成功させる力を合わせもったすごいひと。
その世界は私の三味線の音と不思議としっくりきます。
そこに剣を携えたかむゐの島口さんと女優の市川梢さんが絡んで、
特別な美味なる時空間がうまれていました。。

歌調理:小林未郁 http://www.umi-web.com/bose/
殺陣調理:http://www.k-kamui.com/島口哲朗(剱伎衆かむゐ)、
福田高士(剱伎衆かむゐ)、宗像拓郎(剱伎衆かむゐ)、
http://ku-yan.com/top.html工藤潤矢、
http://ryuseiageha.gozaru.jp/松尾美香(流星揚羽)、小川カズ(流星揚羽)
ダンス調理:SUSSU…田中ひろこ、http://ameblo.jp/yuyuyuyurika/中原百合香
音調理:http://official.izakamakura.com/鎌倉組 三味線調理:柳家小春
隠し味:市川梢
[監修] http://www.shatner.jp/西田シャトナー

というメンバー、みなさんありがとうございました。
島口さん対工藤さんの緊張の殺陣の対決シーンの後ろで、
鎌倉組との密かな即興セッションも楽しかったなー。
またいつか、それそれがいろんな素材に進化して、また一緒に調理できることを願いつつ。。

そして普段なかなか知り合う機会のない異ジャンルのスペシャルな方々との出会いも
懐石の楽しみというかお土産というか。。
翌日の雪が降った日、
懐石で監修担当された西田シャトナーさんが脚本演出を手がける演劇を観にいきました。
シャトナーさんは1990年〜2000年にかけて
関西の伝説の劇団『惑星ピスタチオ』で全公演脚本演出を手がけていた
劇作家、演出家、俳優さんで折紙作家。
懐石の稽古中にシャトナーさんの数々の突き抜けた感覚にハマりました、
すごい人にはピピっときます。期待どおり、それ以上。
上野毛の静かな住宅街の中にあるバーで繰り広げられる宇宙的な、、
もーこれが涙ちょちょぎれて楽しくて最高なお芝居でした。。
まだやってます。超おすすめです。
http://www.shatner.jp/stage/jouenlist.html
演劇集団「円盤ライダー」第10回公演『W氏の帰れない夜』


ところで、寒暖激しいお天気のせいか、
油断したせいか、冬の間ずっと気をつけて一切ひかなかった風邪を
ついにひいてしまいました。
喉が痛くて声が枯れて、なんとかしないと大変。。。
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by koharu-ya | 2010-03-11 23:12 | 徒然 | Comments(0)
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